休日手当が支給される?移動も労働?土日の出張の謎に迫る

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土日の出張は休日手当の対象になる?

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土日の出張は休日手当の対象になる?

月曜からの出張で土日に移動した場合には休日手当がつくのでしょうか。

土日の移動が労働時間に含まれるのかといった点が問題です。そこで、土日の出張と労働時間について詳しく解説しましょう。

 

知っておきたい出張と労働時間の関係

出張は通常の業務と異なることから、労働時間が曖昧になりやすいのが問題です。

出張先では朝から晩までスケジュールが埋まっているということもめずらしくなく、残業がつくのか気になる人もいるでしょう。

出張中はタイムカードも押せないため、企業もどのくらいの残業をしているのかの判断が難しくなります。

また、出張は移動にかかる時間も長いといえるでしょう。この移動時間も労働時間としてみなされるのでしょうか。

 

法定労働時間とは

法定労働時間は労働基準法第32条によって定められています。

休憩を除いた1週間の労働時間は40時間と決められており、使用者は1週間に40時間を超えた労働を課してはなりません。

また、1日あたりの労働時間も8時間であり、これを超えた分は時間外労働として扱われます。

時間外労働には時間外労働手当が支給されることも労働基準法では定められているのです。時間外労働手当は通常賃金の125%を支払う必要があります。

 

休日労働とは

労働基準法第35条では労働者の休日についても明記されています。使用者は労働者に1週間に1回以上または4週間に4回以上の休日を与えなければなりません。

この休日は法定休日と呼ばれるものであり、法定休日に労働した場合には休日労働となるのです。

休日労働にも手当が支払われることが定められており、通常賃金の135%が支給されます。

ただし、休日労働を日曜日と定めている会社において、土日を休みとした週休2日制が採用されている場合、土曜日は法定外休日として扱われます。

法定外休日に労働をしても休日労働にはなりませんので注意しましょう。

 

出張時の土日は休日出勤?

海外出張は長期となるケースが多く、土日を挟むことも多くみられます。この場合、土日は休日出勤になるのでしょうか。出張時の土日の扱いについて解説します。

 

土日に労働をしない場合は仕事扱いにならない

法定休日を日曜に定めている会社において、金曜日に出張が始まり、翌週の火曜日までの出張というスケジュールだとしましょう。

この予定では土日をはさみますが、土日は通常通り休日としていると仮定します。こういったスケジュールでの土日は労働しているとはいえません。

家に帰れず出張先のホテルで過ごしている場合でも、労働時間として拘束されていないため、何をしても本人の自由です。

どのようにして過ごすかは本人の判断にゆだねられていますので、労働時間とは考えられないでしょう。

また、土曜日のみに労働をした場合には、法定休日ではありませんので休日手当は支給されません。しかし、労働時間が週40時間を超える場合には、別の日に代休を取る必要があります。

 

海外の祝日は国に準じる

海外出張で出張先の国が祝日の場合には仕事を休まざるを得ないでしょう。

金曜日が祝日になると、金土日と3連休になってしまうこともあります。

この場合は休日扱いとなるケースがほとんどで、労働の事実がなくとも金曜日の賃金は支払われるのが一般的です。

出張者の意思ではない状態で休日となってしまっているのですから、会社は労働者の不利益とならない対応を心がけるのが良いでしょう。

国内であれば分かりやすい問題も、海外の場合には複雑になりがちです。不安がある場合には、弁護士や労務士などのプロフェッショナルに相談してみましょう。

 

週末に移動をした場合の休日手当は?

月曜からの出張に対して土日に移動しておいたケースでは休日手当てがつくのでは、と考える人もいるでしょう。

しかし、土日などの休日は移動のみという場合、休日手当は支給されません。

なぜなら、移動時間というのは上司の命令下にあるわけではないからです。

移動中は出張者自らの意志で好きなことができると考えられていますので、労働時間としては扱われません。

これは、金曜日に移動しても同じことであり、移動時間は仕事には含まれないのです。

 

休日の移動に代休は与えなくても良い?

土日などの休日の移動は、先ほどの段落でも紹介した通り労働としては認められません。したがって、休日に移動をしたからといって代休を与える必要はないのです。

しかしながら、出張での移動は事実上拘束されていますので、会社によっては何らかの手当の支給や代休を認めているところもあるでしょう。

労働時間とは考えられないからと土日の移動を命じると、出張者の過労や身体的な負担にもつながりかねません。

労働基準法に定められていないからといって社員にハードワークを押し付けてしまった場合には、業務効率が下がってしまうこともあるでしょう。

結果的にいい仕事にはつながりませんので、仕事環境の整備をしっかりとしておく必要があります。

 

土日は観光しても問題ない?

出張期間に土日がはさまっても、特別な仕事がない場合、土日は休日として扱われます。

出張で初めての場所に出向いた場合には、現地で観光を楽しみたいと考える人もいるでしょう。

土日を休日としている会社で出張期間に土日が挟まっている場合には、観光をしても問題はありません。

ただし、観光中に不慮の事故に巻き込まれた場合には、労災の適用にはなりませんので注意が必要です。

また、金曜に出張が終わり、土日も現地に残って観光をしたい場合には、上司に確認を取るのが良いでしょう。

会社によっては、個人的な理由での延泊が認められていないところもありますので、あらかじめ確認しておくことが大切です。

出張はあくまでも旅行ではなく、仕事目的で遠方に赴いていることをいいます。したがって、社会人としての正しい対応が求められるでしょう。

 

 

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会社の出張旅費規定や労働条件を確認

多くの会社では出張に必要となる出張費や日当の扱い方を定めた出張旅費規程が作成されています。

出張旅費規程があることで、どのくらいの出張費が支給されるのかや、日当の金額などが明確になるでしょう。

出張旅費規程を作成し出張費や日当をルール化していることで、会社の節税にもつながるのです。

また、会社の労働条件にも休日手当がつくのかが明記されていることがあります。

そのため、出張での土日の扱いに疑問を持った場合には出張旅費規程や労働条件をしっかりと確認することが大切です。

 

手当は何に使ってもいい?

出張旅費規程によって出張時に日当を支給する会社もみられます。

手当を支給しておくことで、普段よりもハードワークになりがちな出張でもモチベーションを持った仕事が可能です。

宿泊費や交通費などを立替えて精算した場合には、領収書をもらい、後日精算をします。

それに対して手当は渡し切りですので、領収書などで何に使ったかを証明しなくても問題ありません。

受け取った手当をどう使うかはその人の自由であり、出張に使用するバッグや便利グッズの購入に充てることもできます。

彼氏や旦那さんのお土産に手当を使うことも可能ですので、出張が楽しくなると感じる人もいるでしょう。

 

出張手当って実際にどんなもの?

渡し切りで受け取れる出張手当は、ほかにもたくさんの特徴があります。

 

出張手当は旅費交通費に分類

出張手当を仕分けする場合には、旅費交通費の勘定科目を選びましょう。

旅費交通費とは、出張に必要となる宿泊費などを含めた旅費と移動にかかる交通費を合わせたものをいいます。

どの程度までが旅費交通費となるかを出張旅費規程に明記しておくと、手当を経費として計上できるようになるでしょう。そうすることで、会社は大幅な節税が可能です。

 

出張手当は受け取る側も節税が可能

会社が支給した出張手当は、土日の出張であっても給与としては扱われません。

したがって、受け取る側に所得税がかからず、所得が増えないことで住民税も抑えられるのが特徴でしょう。

金曜や土日から前のりをした分の手当がてなくとも、出張期間中に支払われた出張手当は非課税となることから、メリットが大きいといえます。

 

仕分けが大変なら出張手配の利用を

土日を含んだ出張では、どの日に手当が支給されるのかというのが大きな問題になります。

また、出張手配を出張者がしている会社では、後日精算業務に追われることもあるでしょう。

それぞれの領収書を照らし合わせて精算し、仕分けしなければならないことから、経理担当者の負担が増大します。

そこでオススメなのがエルクトラベルの利用です。

土日に出発をしなければならない出張でも、金曜日に簡単に手配ができますので、スムーズに出張に出かけられます。

ここからは、エルクトラベルの出張手配で得られるメリットを紹介しましょう。

 

出張管理が簡単に!

面倒な仕分け作業を少しでも簡単にするため、宿泊費を含んだ手当を支給している会社もあるでしょう。

しかし、このケースではカプセルホテルなどの安いホテルに宿泊し、その差額をポケットに入れる社員が後を絶ちません。

また、領収書による後日精算をしている会社では、領収書の改ざんが行われていることもあり、出張費を横領されてしまう可能性もあるのです。

不正な出張費が会社の経営を圧迫することもありますので、非常に重要な問題だといえます。

その点、エルクトラベルに出張手配を依頼すると、いつ・だれが・どこの宿泊施設に泊まったのかが明確にわかるのが魅力です。

エルクトラベルを利用した社員すべての出張が管理しやすくなることから、不正を防止し経費削減にもつなげられます。

 

出張手配にかかる時間を短縮

出張者にとって忙しい業務をこなしながらの出張は非常に骨の折れる作業です。

また、出張は直前に決まることも多く、金曜日になってから土日の出張を言い渡されることもあるでしょう。

出発までに時間がない場合には、出張先に便利なホテルなどの検索も難しい可能性も考えられます。

そんなときでも、エルクトラベルでは簡単な入力でホテルや交通手段の検索ができて便利です。

JRであれば、当日の朝10時まで予約でチケットのデリバリーも依頼できますので、出張手配にかかる時間が大幅に削減できるでしょう。

 

出張費用の削減

出張手配を始めたばかりの人は、出張費用を抑える方法などを知らない可能性があります。

また、費用が削減できる方法に気付いていないケースもめずらしくないでしょう。出張費用というのは、少しのコツで削減が可能です。

エルクトラベルであれば、これまでの出張データをもとに、少しでも出張費用が削減できる方法の提案をしています。

企業にぴったりの出張費用の削減方法が分かるようになりますので、効率の良い経費削減が実現するのです。

 

国内ホテルは楽天トラベル・じゃらんと提携

土日をはさむ出張で問題となるのは宿泊施設の手配でしょう。ビジネスホテルであっても土日は観光客で込み合うことが多く、宿が手配できない可能性もあります。

しかし、エルクトラベルで手配できる国内ホテルは楽天トラベル・じゃらんと提携していますので非常に安心です。

国内でも最大級とされるホテル登録数の中から選べますので、土日でも問題なく宿泊先が見つかるでしょう。

また、金土日はホテルの宿泊費も高くなる傾向がみられますが、エルクトラベルでは金土日でも価格を抑えた宿泊が可能だと高く評価されています。

 

航空券の発券手数料が一律!

土日をはさむことが多い海外出張の手配で問題となるのが航空券の発券手数料でしょう。旅行会社や出張手配サービスの多くは、料金連動型の発券手数料を採用しています。

この場合、遠方や土日のフライトを利用すると料金が高くなることから、発券手数料も上がってしまうでしょう。

その点、エルクトラベルでは発券手数料が一律です。土日でチケットの料金が高い場合でも、発券手数料が変わることがありません。

そのため、安心して航空券の予約が可能です。

 

土日をはさんでもエルクトラベルなら問題なし!

出張時に土日をはさむ場合には、労働として認められませんので手当などがつかないケースが多いでしょう。

土日に前のりした場合でも、移動時間は仕事とは考えられないことから、手当の支給をしない会社がほとんどです。

また、土日をはさむ出張ではホテルの予約がしづらいこともあり、手配が面倒だと感じる出張者も多くみられます。

その点、エルクトラベルでは土日の宿泊でも簡単に手配ができ、出張費用の削減も可能です。

会社と出張者にとってベストな出張ができるようになりますので、エルクトラベルを利用してみてはいかがでしょうか。

 

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