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残業代はどこまで?移動時も含まれる?出張時の労働時間を徹底解説

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残業代はどこまで?移動時も含まれる?出張時の労働時間を徹底解説

普段の勤務よりも労働時間が長くなりがちな出張では、残業代が発生するのでしょうか。

休日を挟んだ出張では残業代がつくのか気になりますよね。

今回の記事では、出張と残業代について詳しく説明します。

 

労働時間はいつからいつまで?

労働時間とはどんな時間を意味しているのか。まずは、労働時間について詳しく知っておきましょう。

 

労働時間の基本的な考え方

労働時間は、労働者が使用者の命令の下に働く時間を言います。

勤務時間と一緒にしてしまう人もみられますが、勤務時間は始業から終業までで、勤務時間から休憩を引いた時間が労働時間です。

労働時間中は会社に賃金の支払い義務が発生します。

 

割増賃金

始業よりも早い時間に早朝労働を開始した場合や、終業よりも遅い時間や深夜まで仕事をしたケースは時間外労働です。

時間外労働を行うと割増賃金を支払うことが義務付けられているのも、知っておくのをおすすめします。

なぜなら、時間外労働が発生した場合、会社はニ割五分以上もの賃金の支払い義務が課せられるからです。

そのほか、会社は労働者に十分な休日を設ける必要もあります。

休日に設定された日に仕事をさせた場合には休日労働となり、休日労働にも割増賃金が発生しますので注意しましょう。

休日労働の割増賃金は時間外労働よりも少しだけ高額です。

 

出張時の労働時間って?

出張時には宿泊先に仕事を持ち帰ることも珍しくありません。

宿泊先のホテルなどでパソコンを開いての書類作成もあるでしょう。

ホテルでの作業は労働時間になるのでしょうか。

ここからは、出張時の労働時間と残業について詳しく説明しましょう。

 

取引先との打ち合わせなどは労働時間

出張先で取引先と打ち合わせや会議を行った時間は労働時間として考えられています。

普段の勤務地とは異なりますが、会社からの命令による打ち合わせや会議を行った時間ですので労働時間となるのです。

 

宿泊先での書類作成

出張をスムーズに行うためには、書類の作成などをして会議などの準備をしなければならないケースがみられます。

通常であれば会社に戻って行う作業ですが、出張先が遠方の場合には宿泊先で書類の作成となるでしょう。

出張先での書類作成は出張先での会議を成功させるという目的で上司の命令の下に行っているため、労働時間として考えて問題はなく、残業となった分には手当が発生します。

 

懇親会は含まれる?

出張先では懇親会や接待などを行うことも珍しくありません。

しかし、昭和50年6月に判決が下された高崎労基署事件の判例を参考にすると、懇親会は労働時間には該当しないことが分かります。

ゴルフコンペなどに参加した場合でも労働時間としてはみなされず、日当や残業手当も発生しません。

 

移動時間はどうなる?

出張は遠方で商談などを行うため、移動時間が長い点が問題です。

移動時間も残業時間とみなしても良いのでしょうか。出張時の移動時間と残業の関係を説明します。

 

移動時間

遠方への出張時には移動時間が増え、早出や帰りが遅くなってしまうことが多いものです。

しかし、出張時の移動時間は労働時間にはみなしません。

移動時間は時間外手当や休日出勤とはならず、残業にはならないでしょう。

けれど、移動時間も労働時間となると残業となりやすく、残業代が出ることがあります。


上司と一緒に出張に行く場合は認められる

出張の移動が単独の場合には労働時間には含まれません。

しかし、上司が同行している場合は別です。

上司と一緒の時間は仕事中であると考えられ、労働時間として認められやすいでしょう。

上司と一緒の出張であれば、仕事のための移動だと証明しやすく残業が付きやすくなります。

 

出張が休日を挟んだ場合の手当や残業代は?

出張は日帰りだけでなく、宿泊を伴うケースも多いでしょう。

海外などの長期出張では、休日を含むことも珍しくありません。

国内でも、月曜からの出張に備えて休日となる土曜や日曜に移動して前泊をする可能性も考えられます。

これらのように出張が休日をまたいでも、労働時間にはみなしません。

なぜなら、会社は出張先でも労働者に休日を与えなければならず、労働者は休日を思い通りに使えるからです。

そのため、出張中に休日を挟んでも手当を支払う必要はありません。

 

みなし労働時間制の場合には注意を

みなし労働時間制を採用している場合には注意するのをおすすめします。

なぜなら、みなし労働時間制は残業が発生しないという原則があるからです。

詳しく説明すると、まず、みなし労働時間よりも1時間短いだけ働いた場合、みなし労働時間分は仕事をしたとみなします。

この場合には、社員は1時間分の得をするでしょう。

けれど、8時間の労働でも7時間の労働時間とみなします。

よって、1時間分の残業代は発生しないのです。

 

みなし労働時間制でも残業となるケースも!

みなし労働時間制を採用している会社でも、規定のみなし時間が法定労働時間となる8時間を超えた場合には残業となります。

残業になれば当然のように残業代も発生しますので注意が必要です。

法定労働時間は8時間と定められていますので、みなし労働時間が10時間の場合、2時間分が残業となり、この分には残業代が発生します。

 

就業規則の見直しも必要

出張時に残業代が発生するかどうかは、就業規則としてしっかりと定めておくことが大切です。

出張時にはみなし労働時間制の適用の有無を記載しておくことで、残業代が大きく異なるでしょう。

出張の多い会社は経費がかさみやすいことから、少しでも残業手当などを少なくする努力が求められています。

就業規則をきちんと見直し、経費削減に努めるのがおすすめです。

 

残業代が抑えられる出張管理を徹底しよう

出張時には社員の行動管理が難しく、労働時間が曖昧になりがちです。

残業が発生していないにも関わらず、残業代を請求されてしまうなど、不正も後を絶ちません。

よって、出張管理を徹底し、出張中の社員の行動管理をしっかりと行うことが重要だといえます。

出張管理としておすすめなのがエルクトラベルです。

ここからは、エルクトラベルの魅力と出張費時の経費削減方法について紹介します。

 

一括請求のため出張管理が簡単に

社員それぞれが出張手配を行う場合には、領主書を改ざんし、不正に出張費をだまし取られる可能性があるでしょう。

けれど、エルクトラベルの出張管理を利用すると、誰がどの宿泊施設に宿泊したのかが一目でわかるようになります。

請求も月単位で会社にまとめて送られますので、領収書を改ざんされる心配がなくなるでしょう。

 

出張経費の削減も可能に!

出張時の残業代も出張にかかる費用の1つですので、節約が必要です。

加えて、出張時の交通費や宿泊費を抑えることも出張経費の大幅な削減につながるでしょう。

エルクトラベルでは、国内航空券を利用した際の交通費が抑えられると高く評価されています。

変更可能な独自の割引運賃や、各社一括比較検索などが利用できますので、移動費の節約が可能でしょう。

また、宿泊施設も豊富にそろえられていますので、予算内で出張先に便利なところに宿泊できます。

 

勤務中の出張手配に関する手間を削減

出張手配が複雑になると、出張者の手間が大幅に増えてしまうことが問題でしょう。

たくさんの業務を抱えながらの出張手配の場合には、残業の必要性が出てきます。

出張手配によって残業が増えてしまうと、残業代が会社の経営を圧迫する可能性もありますので気を付けておきたいポイントです。

その点、エルクトラベルの出張手配は簡単なのが魅力でしょう。

日程や行き先などを入力するだけで簡単に交通手段や宿泊施設の検索が可能です。

出張手配のために残業をする必要もなくなりますので、出張者にも会社にも喜ばれるサービスです。

 

経理担当者の業務効率もアップ

出張手配を出張者ごとに行っている場合には、それぞれが立て替え精算をするケースがほとんどでしょう。

その結果、出張後には経理担当者が後日精算をしなければなりません。

しかし、エルクトラベルではそれぞれの社員が行った出張手配の請求を一括で行っています。

そのため、社員が立て替え精算をする必要がなく、後日精算業務そのものが削減できるようになるのです。

その結果、経理担当者の業務効率が格段に上がるといえるでしょう。

会社側にとっても、経理担当者の人数が減らせますので人件費の削減につなげられます。

 

海外出張手配も簡単に

海外とのビジネスがさかんな会社では海外出張に出かけることも多いでしょう。

そんなときでも、エルクトラベルで出張手配を行うと安心して出張へと旅立てます。

エルクトラベルであれば航空券やホテルの手配だけでなく、現地でのレンタカーや休日の観光ツアー、ビザの代行までが任せられますので、土地勘がなく言葉の通じない出張先でも不安がないでしょう。

さらに、ほかの出張手配サービスでは航空券の発券手数料が料金連動型であるのに対し、エルクトラベルでは一律に設定されています。

したがって、ヨーロッパなどの遠方へ出張する際にも発券手数料が抑えられるのが魅力です。

出張経費が抑えられることから、残業代の代わりに手当などが支給できるようになるでしょう。

その結果、出張に対する社員のモチベーションが向上するのです。

 

残業を理解することが出張経費削減につながる

出張の労働時間の考え方は非常に複雑ですので、残業代が発生するかの見極めが簡単ではありません。

出張時の移動時間というのは労働時間なりにくく、時間外手当や残業代が発生しにくいのが特徴です。

しかし、場合によっては労働時間外として計算され、残業代を支給する必要に迫られます。

残業代や時間外手当などによって会社の経費が圧迫されることもめずらしくありませんので、しっかりと出張管理を行うのがおすすめです。

出張管理はエルクトラベルの出張手配サービスの利用で可能になります。

エルクトラベル上手に利用し、経費削減に努めましょう。

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