海外でも認定される？出張中の災害時には知っておきたい労災を徹底解明

移動が多く宿泊も珍しくない出張では事故や災害に見舞われることがあります。

その際、労災保険は適用となるのか気になる人もいるでしょう。

そこで、出張時の労災についてさまざまな事例と共に解説します。

 

労災の考え方は出張の定義に基づく

出張は、使用者の命令を受けて遠方で仕事をすることです。

遠方の取引先に向かい、会社にもどるまでが出張と考えられており、この間は使用者の命令の下に勤務しています。

よって、出張中に起きた災害は業務災害であり、労災認定が可能です。

けれど、仕事とは関係のない私的行為の場合は労災認定されません。

被害に遭った事故や災害に、業務との起因性や遂行性があるかがポイントです。

 

業務起因性とは？

仕事中、明らかに事故に遭った場合には業務起因性が認められます。

危険を伴うことの多い建設業場合には、災害に見舞われることが珍しくないでしょう。

 

業務遂行性とは？

労働者が使用者の支配下で業務を遂行している際に起こる災害や事故は労災として認められます。

ただし、支配管理下で病気にかかった場合のみであり、治療中の病気や痔の悪化、アレルギー症状などが出た際の治療費は自費負担となるのです。

 

出張中における業務遂行性の考え方

拘束時間が長い出張に出かける際には、業務遂行性の考え方が重要でしょう。

出張は使用者の命令によって遠くに赴いて業務をこなすことであり、出かけてから戻るところまでを出張として考えています。

よって、出張中の移動や食事・宿泊にも業務遂行性があるとされ、食事・宿泊中の事故にも労災認定が下りるのです。

 

労災が適用される事例

出張における業務遂行性が認められている事例を紹介しましょう。

まず、移動中の駅で事故に遭った場合です。乗車する新幹線を待っているときに転んで怪我をしても、認められるでしょう。

また、移動中に災害に遭った場合も認定されます。

さらに、食事や宿泊時の災害も認定され、出張中の食事で食中毒にかかった際や、宿泊先の大浴場で転倒しても認められるでしょう。

 

フランスの事例

2013年のフランスでは、出張中の男性がホテルで心筋梗塞を起こして死亡した事件が起こりました。

男性は出張中に見知らぬ女性との性交渉におよび、その最中に心筋梗塞を起こしたのです。

これに対し、パリの裁判所は男性の死は労働中だとし、労災として認められるとしています。

フランスの法律では、出張中の事故はすべて雇用主に責任があるのです。

よって、性行為も入浴や食事と同じように考えられると判断されました。

 

労災と認定されない事故もある！

出張では食事や宿泊も労災に認定されますが、すべてではありません。

私用・私的や恣意的な行為の場合、認定が難しいでしょう。

労災と認めにくい事例に、泥酔して階段から転落した事故が挙げられます。

個人的に飲み歩いた際の事故も含まれません。

寄り道をして観光をした時の事故や、個人的に延泊した際の災害、不必要な前乗りでの前泊中の事故も認定されないでしょう。

 

休憩時間も労災に？

出張時の休憩時間や、休日と設定された日に事故が起こることもあります。

出張ではプライベートな時間も労災として認められることが多いでしょう。

ただし、休憩時間の私用な外出でのケガや、休日の観光で災害に見舞われた際には労災の認定が難しくなります。

 

新型コロナウイルス感染リスク予防にマイカーを使用する場合は？

新型コロナウイルス感染症の感染予防を目的とし、公共の交通手段ではなくマイカーでの出張を推奨する会社も多いでしょう。

新幹線で移動すると労災に認定されますが、自家用車での出張で労災と認められないことがほとんどでしょう。

社員がマイカー通勤で交通事故を起こすと、会社は相当の注意をしていた場合を除いて責任を負わなければならず、労災には認められません。会社にかかる損害を補償できるかは、加入している保険によりますので確認してみるのをおすすめします。

 

治療費は健康保険の適用外のため注意を！

通勤時間に事故や災害に遭ったときは労災が適用されます。

けれども、治療にかかる費用は健康保険ではなく労災保険のため、注意が必要です。

 

海外での事故やけがは？

海外であっても国内と同様に労災保険給付の受け取りが可能です。

ただし、国内の事業からの派遣として考えられる場合のみに限定されている保険が多いため、注意しましょう。

海外の事業に派遣された場合の事故や災害は労災として認められません。

 

国内も海外も！出張はエルクトラベルにお任せ！

海外への出張でも労災認定は可能ですので、安心して出張ができるでしょう。

けれど、海外出張の手配は言葉の問題や土地勘のなさから手間や時間がかかります。

さらに、現地でのレンタカーの手配などが必要となることも多いでしょう。

そこでおすすめなのがエルクトラベルの出張手配です。ここからは、エルクトラベルの出張手配を紹介します。

 

航空券の手配が格安に

エルクトラベルで国内や海外の航空券を手配すると、経費が抑えられると評判です。

国内の航空券であれば各社を一括で比較検索ができますので、安い料金で便利な時間の国内航空券を簡単に予約ができるでしょう。

また、海外への航空券は発券手数料が一律に設定されており、発券手数料がかかりすぎることがありません。

一般的な出張手配では発券手数料が料金連動型となっていることが多く、ヨーロッパや北米など航空券が高い地域への出張では、たくさんの発券手数料がかかります。

その点、エルクトラベルでは、発券手数料を抑えられますので、経費の節約が可能です。

 

ホテルの検索も簡単！

出張先にアクセスの良いホテル選びは、出張の効率を上げる重要な役割を果たすでしょう。

けれど、ホテル選びが難しいと感じる人は少なくありません。

その点、エルクトラベルの宿泊施設検索は楽天トラベル・じゃらんと連携しています。

そのため、たくさんの宿泊施設の中から出張にぴったりのホテルが見つかるでしょう。

目的地や宿泊する日程を入力するだけで簡単に検索ができ、在庫状況もリアルタイムで更新されていますので、短い時間で宿泊先が手配できます。

 

レンタカーや海外Wi-Fiの手配もお任せ

エルクトラベルは出張中のレンタカーの手配が簡単だと評判です。

国内の場合には全国の日産レンタカーが利用できますので、現地に到着後すぐに利用できるでしょう。

また、法人価格での可能で手配が可能で経費も抑えられます。

そのほか、海外で必要となる海外Wi-Fiの手配も任せられるでしょう。

Wi-Fiがあれば日本とのやり取りも簡単で、現地での報告もしやすいため、喜ばれているサービスです。

ビザを取得しなければならない国への出張では、ビザ取得の代行手続きまでお願いでき、出張時の手続きのほとんどが任せられると人気です。

 

労災について知っておくと安心感アップ

仕事中に事故や災害に巻き込まれても、労災に認められるのであれば安心感が高まります。

けれど、すべてにおいて労災が適用されるわけではありません。

出張時には多くのシーンで労災認定が可能ですが、私的な外出などの場合には労災認定が難しくなります。

よって、出張前には労災の知識を高めておくことが大切です。

また、出張手配が必要であれば、エルクトラベルを選ぶのも1つの方法です。

エルクトラベルで経費を削減し、スピーディーで簡単・便利な出張手配を体感してみましょう。