海外出張の持ち物チェックリスト!初めての出張に必要な準備とは?

初めての海外出張は、不安と期待が入り混じるもの。
特に準備不足によるトラブルは、現地での業務に大きな支障をきたす恐れがあります。
忘れ物を防ぎ、安心して業務に集中するためには、事前の計画とチェックリストの活用が欠かせません。
そこで、この記事では、「海外出張」に必要な持ち物リストをはじめ、スムーズな準備のコツやトラブルを未然に防ぐためのポイントをご紹介いたします。
目次
出発前に確認!海外出張での必需品をおさらい
さっそく、海外出張での必需品を確認していきましょう。
パスポート・ビザ
海外渡航において必須となるのが「パスポート」と「ビザ」です。
渡航先によってはビザの取得に時間がかかる場合もあるため、余裕を持って申請する必要があります。
パスポートの残存有効期間も確認しておきましょう。
身分証明書
現地でパスポートを紛失したなどの万が一のトラブル時に備えて、日本の運転免許証やマイナンバーカードなども持参しておくと安心です。
日本の免許証やマイナンバーカードは、現地での身分証明には使えませんが、帰国のための渡航書(臨時パスポート)を発行する際に必要です。
航空券
eチケットは、スマートフォンで確認・提示できるように準備しておきましょう。
また、eチケットはデジタル保存だけでなく、必ず印刷して手元に保管しておきましょう。
入国時に審査官より提示を求められることがあり、紙媒体でないと手続きできない場合もあります。
ホテル予約確認表
予約時に発行される確認メールやバウチャーを印刷、またはPDFでスマホに保存しておくと、スムーズにチェックインできます。
海外旅行保険証
出張中の病気や怪我、盗難に備えて、海外旅行保険への加入は必須です。
保険証と緊急連絡先も忘れずに持参しましょう。
現地通貨(現金)
現地での交通費やチップなど、カードが使えない場面も多いため、少額の現地通貨は必ず用意しておきましょう。
クレジットカード
海外対応のクレジットカードは、現地での支払い、緊急時の支出にも対応可能です。
カード会社への「海外利用通知」も忘れずに行いましょう。
機内に持ち込むべき必須アイテム
海外出張で飛行機に乗る際の荷物は、「機内持ち込み」と「預け荷物」に分かれます。
ここでは、機内に持ち込むべき必須アイテムをご紹介します。
業務効率を上げるデジタルガジェット
移動中にも業務を行う必要がある方は多いでしょう。
業務効率を上げるデジタルガジェットは、次の通りです。
パソコン
プレゼン資料や報告書の確認・修正など、出張中も業務を進めるためにノートPCは必須です。
軽量かつバッテリーの持ちが良いモデルが理想的です。
PC充電器
PC本体があっても充電されていなければ意味がありません。
コンセント形状が異なる国も多いため、変換プラグとの併用を忘れずに。
スマホ充電器
スマートフォンは現地での連絡やナビ、翻訳など多用途に使えるため、充電器の携帯は必須です。
仕事に必要な資料(プレゼン資料、契約書等)
仕事に必要な資料(プレゼン資料、契約書等)のデータは、クラウド保存に加え、USBや紙のバックアップも用意しておくと、ネットが不安定な地域でも安心です。
モバイルWiFi(WiFiルーター・SIMカード等)
フリーWiFiのセキュリティリスクを回避するためにも、信頼できるWiFiルーターや現地SIMの用意がおすすめです。
モバイルバッテリー
スマホやPCの電池切れは命取り。コンパクトで容量の大きいタイプを1つは持っておきたいところです。
ただ、最近はモバイルバッテリーの発火トラブルで、持ち込みに規制のある航空会社が増えています。
利用する航空会社の規定を確認した上で、適合したものを持ち込みましょう。
フライトを快適にする便利グッズ
業務には必要なくとも長時間のフライトを快適にする便利グッズも、機内持ち込み荷物に欠かせません。
アイマスク
長時間のフライト中でも、光を気にせず、眠りやすくなるアイテムです。
特に時差調整には重宝します。
耳栓
機内のエンジン音や周囲の話し声が気になる方にとって、集中や睡眠を助ける便利アイテムです。
ネックピロー
首の疲労を和らげ、リラックスした姿勢で休むための必需品です。
スリッパ
機内で靴を脱いでリラックスできるスリッパがあると、足の疲れがグッと軽減されます。
体調管理のための医薬品・衛生用品
さらに、体調管理のための医薬品や衛生用品も、機内持ち込みの荷物に用意しておきましょう。
歯ブラシ(キシリトールガム)
長時間フライトでは飲食することが多いため、歯ブラシやキシリトールガムがあると、口臭や不快感を防ぎ、リフレッシュできます。
ハンカチ、ティッシュペーパー
海外出張に限らず、日常的に使用するものですが、機内でも衛生面や身だしなみに役立ちます。
除菌シート
食事や手すりなどに触れる前の衛生対策に必須です。
感染症リスク軽減にもつながります。
常備薬
頭痛薬、整腸剤、酔い止めなど、体調不良に備えた個人の常用薬は携帯しておくと安心でしょう。
ただし、相手国によっては持ち込みできない薬もあるため、事前に確認しましょう。
持ち込む際も、英語または相手国言語での成分表を用意しておくと安心です。
マスク
機内の乾燥対策や感染症予防に欠かせません。
特に長距離フライトでは重宝します。
羽織
機内の冷房が強い場合に備えて、軽量でコンパクトにたためるカーディガンなどを用意しておくと快適に過ごせます。
のど飴
喉の乾燥や不調を防ぐため、常備しておくと安心です。
【男女共通編】海外出張の持ち物チェックリスト
ここまでにご紹介してきたアイテムを中心に、海外出張の持ち物チェックリストをご用意しました。
まずは、男女に共通の持ち物からご紹介します。
□渡航書類・公的証明書(パスポート・ビザ)
□現金
□クレジットカード
□身分証明書
□航空券
□業務関連アイテム(パソコン・マウス等)
□衣類
□スーツ
□普段着
□下着、靴下
□羽織(機内や現地の気温差対策)
□医薬品
□洗面用具
□コンタクトレンズ・眼鏡
□折りたたみ傘
□モバイルバッテリー
□各種充電器
□変換アダプター
□エコバッグ
□ビニール袋
□文房具
□ハンカチ
□ティッシュペーパー
□シャンプー、リンス
【男性編】海外出張の持ち物チェックリスト
次に、性別ごとの持ち物チェックリストです。
まずは、男性から。
□スーツ
□Yシャツ
□ネクタイ
□ネクタイピン、カフスボタン
□革靴
□ひげそり、シェービングフォーム
□整髪料(ワックス、ジェル等)
□ビジネスバッグ
□ベルト
なお、ガス噴射式のスプレーは飛行機に積めません。制汗スプレーや、スプレータイプのシェービングフォームはNGです。ひげそり用には、チューブ入りのジェルタイプやクリームタイプのものを持参しましょう。
液体の機内持ち込みについては規定があるため、機内で使わない物はなるべく預け荷物に入れることをおすすめします。
液体を機内に持ち込む場合は、国際線の飛行機では、液状やジェル・ペースト状の化粧品や食品なども制限対象物となっており、100ml(g)以下の容器に入れ、その容器を容量1リットル以下の無色透明なジッパー付きプラスチック袋に入れた上で、1人1つまでの持ち込みとなります。
【女性編】海外出張の持ち物チェックリスト
女性が海外出張する際に必要な持ち物のチェックリストです。
□ビジネスウェア(スーツ、ジャケット、ワンピース等)
□インナーウェア
□ストッキング
□パンプス、歩きやすい靴
□化粧品
□スキンケア用品(クレンジング、化粧水、乳液等)
□メイク落としシート
□ヘアケア用品(シャンプー、トリートメント、ヘアオイル等)
□ヘアアイロン
□ヘアブラシ
□ヘアゴム
□生理用品
□鏡
□小さめのバッグ
□着圧ソックス
押さえておきたい海外出張のトラブル対策
慣れない海外の地でトラブルが発生しないよう、事前に知っておきたい知識をまとめました。
盗難・紛失に備える貴重品管理のコツ
海外出張中、最も避けたいトラブルの一つが貴重品の盗難や紛失です。
パスポート、現金、クレジットカードなどは、常に肌身離さず持ち歩くことが重要です。
以下のような工夫を行うと良いでしょう。
貴重品は分散して管理する
リスクヘッジのため、すべての現金やクレジットカードを一つの財布に入れるのではなく、複数に分けて持ち歩きましょう。
もしもの時のために、パスポートのコピーや緊急連絡先を用意し、別の場所に保管しておくと安心です。
セキュリティーポーチを活用する
上着の内側やズボンの下に着用するセキュリティーポーチを利用すれば、貴重品を人目から隠して持ち運ぶことができます。
不要な現金やカードは持ち歩かない
その日に使う分だけを財布に入れ、残りはホテルのセーフティーボックスなどに預けておきましょう。
連絡手段の確保(国際ローミング・WiFiルーター)
海外出張中に取引先や会社とスムーズに連絡を取るためには、通信手段の確保が不可欠です。
主な選択肢は、国際ローミング、海外用WiFiルーター、そして現地のSIMカードの3つです。
国際ローミング
国際ローミングを利用すれば、日本で使っているスマートフォンを海外でもそのまま利用できます。
手続きは簡単ですが、通信料が高額になる可能性があるため、利用する際は事前に料金プランを確認しましょう。
海外用WiFiルーター
海外用WiFiルーターなら、複数のデバイスを同時に接続でき、安定した通信が可能です。
費用も比較的、安価で、グループでの利用にも適しています。
出発前にレンタル会社で予約しておきましょう。
現地のSIMカード
現地のSIMカードは、現地の空港やコンビニで購入できます。
通信費用を安く抑えられますが、スマートフォンのSIMロック解除が必要になる場合や、設定が複雑なこともあります。
海外出張の手配ならエルクトラベル
海外出張の際は、航空機や宿泊先の手配が必要になります。
しかし、海外出張の手配に慣れていない場合、方法がわからなかったり余計に手間がかかったりする可能性があります。
そのような場合に、エルクトラベルの「出張手配プラス」がおすすめです。
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まとめ:準備を徹底して海外出張を成功させよう
海外出張は、単なる移動ではなく、現地でのビジネス成果を左右する重要なミッションです。
そして、成功の鍵は「事前準備」にあります。
持ち物リストをしっかりと確認し、ビジネスアイテムや生活用品、トラブル対策までを網羅しておくことで、現地での不安や想定外のトラブルを大きく減らすことができます。
また、総務・人事部門にとっては、出張者の準備を支援し、手配業務を効率化する体制づくりも求められます。
たとえば、「出張手配プラス」のような法人向けの出張支援サービスを活用することで、業務負担の軽減とコスト削減を両立しながら、企業全体の生産性向上にもつながります。
初めての海外出張であっても、正しい準備とサポート体制があれば、誰でも安心して業務に集中できるはずです。
この記事のリストを参考に、出張の準備を万全に整えてください。
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この記事を書いた人

エルクトラベル編集部
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出張手配専門旅行会社の株式会社エルク(エルクトラベル)のメディア編集部。
これまで2,500社以上の出張関連業務の効率化を支援してきた実績を活かし、出張者はもとより出張に関わる経理や総務などのバックオフィス部門にも役立つビジネス情報を発信しています。