社員総会とは?内容や目的、準備すべきことも解説

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社員総会とは?内容や目的、準備すべきことも解説

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社員総会とは?内容や目的、準備すべきことも解説

 

「社員総会」と聞くと、単なるイベントや儀式だと捉えている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、社員総会は、企業が目指す方向性を共有し、社員のエンゲージメントを高めるための重要な場です。

新型コロナウイルスの流行を経て、ハイブリッド開催やオンライン開催が増えるなど、その形式は多様化しています。
また、企業の成長と変化が加速する現代において、社員総会は「一体感の醸成」「経営方針の共有」「社員のモチベーション向上」といった、より戦略的な目的を持つようになりました。

この記事では、社員総会の目的に焦点を当て、開催形式のトレンドから企画内容、準備で押さえるべきポイントまでを、具体的にご紹介いたします。

 

 

社員総会とは

社員総会とは、企業が全社員に対して、経営方針や事業戦略、業績などを共有し、組織の一体感を高めることを目的として開催する全社的な集会のことです。

多くの場合、経営層が直接、社員に向けてメッセージを発信し、年度の成果を振り返りつつ、未来に向けたビジョンを共有する場となります。

株主総会とは異なり、社員総会は会社法上の開催義務はありませんが、企業文化の醸成やエンゲージメント向上に不可欠なイベントとして、多くの企業が定期的に開催しています。最近では、働き方の多様化に伴い、全社員が参加しやすいよう、オンライン形式やリアルとオンラインを組み合わせたハイブリッド形式での開催も増えています。

 

社員総会の目的

社員総会の最大の価値は、単なる情報伝達に留まらず、社員一人ひとりの意識を変革し、組織全体を活性化させることにあります。具体的には、下記の通りです。

 

経営方針・ビジョンの共有

社員総会は、経営トップが策定した経営方針やビジョン、中長期的な戦略を、全社員に向けて直接、熱意をもって伝えることができる貴重な機会です。

経営方針・ビジョンの共有により、社員は「会社がどこへ向かっているのか」「自分たちの仕事がその目標にどう繋がるのか」を明確に理解でき、日々の業務に目的意識を持って取り組めるようになります。

 

業績報告と成果の可視化

社員総会では前年度の業績を報告し、具体的な成功事例や達成された成果を全社に共有します。

特に、目標達成に貢献したチームや個人を表彰することで、努力が正当に評価される文化を醸成します。これにより、社員は自身の努力が会社の成長につながっていることを実感し、次なる目標へのモチベーションを高めます。

 

社員のモチベーション向上

表彰や成功事例の共有に加え、社員総会での一体感の醸成は、社員エンゲージメントの向上に直結します。

経営層と社員、または社員同士の交流を促す企画を取り入れることで、社内のコミュニケーションが活性化し、「自分も組織の一員である」という帰属意識を強めることができます。

 

社員総会の主な内容

社員総会のプログラムは、上記とも連動し、次のように構成します。

 

経営トップからのメッセージ

社長や役員など、経営トップからのメッセージは、最も重要な要素の一つです。会社の現状と未来に対する率直な思いや、社員への期待を伝えることで、組織の方向性に対する理解と共感を深められます。

 

年度の業績報告

売上高、利益、主要なプロジェクトの進捗など、具体的な数値に基づいた業績報告を行います。成功要因だけでなく、課題や反省点も共有することで、透明性の高い経営姿勢を示しましょう。

 

次年度の方針発表

今後の事業戦略、組織体制の変更、重点を置くべき領域など、次年度の方針を明確に発表します。社員は、この方針に基づき、自身の目標設定や業務計画を立てるための重要な情報を得ます。

 

表彰式・優秀社員の紹介

優秀な成績を収めた部署や個人、会社への貢献度が高かった社員を表彰します。これは、努力が報われることを全社に示す最も効果的な方法であり、ほかの社員のモチベーションアップが期待できます。

 

部門報告・プロジェクト紹介

各部門や重要プロジェクトのリーダーが、成果や課題を共有します。これにより、他部門の活動への理解が深まり、社内連携のきっかけとなるでしょう。

 

質疑応答セッション

経営層に対して、社員が直接質問できる場を設けることで、疑問や懸念を解消し、経営に対する参画意識を高めます。

 

懇親会・交流会

総会の締めくくりとして、食事などを通じたカジュアルな交流の場を設けましょう。部署や役職を超えたコミュニケーションを促進し、強固なチームビルディングにつながります。

 

【担当者必見】社員総会の前に準備すべきこと

社員総会の成功は、事前の周到な準備にかかっています。特にバックオフィス(総務人事)担当者にとっては、多岐にわたる準備が必要となり、いかに計画的に進めるかが重要です。

以下に、社員総会の運営担当者が社員総会の前に準備すべきことを挙げます。

 

開催時期の決定

業務の繁忙期を避け、全社員の参加率を最大化できる時期を選定しましょう。多くの場合は、期初や期末といった会社の節目に合わせて開催されています。

経営層や重要参加者のスケジュールを早期に確認し、日程を確定させることが準備の第一歩となります。

 

予算の設定

社員総会の規模と内容に基づき、予算を明確に設定しましょう。必要な経費には、会場費、備品費、コンテンツ制作費、飲食費、交通費、宿泊費などが含まれます。

予算オーバーを防ぐためにも、各項目で現実的な費用を算出し、承認を得ておく必要があります。

 

会場の選定と予約

参加人数、プログラムの内容(表彰式、懇親会の有無など)、必要な設備(音響、映像、インターネット環境)を満たす会場をアクセスや収容人数、設備面から比較検討し、早期に予約しましょう。

オンライン開催の場合は、安定した配信が可能なプラットフォームの選定と、映像・音声テストも必要です。

 

プログラム・タイムスケジュールの作成

各セッションの目的と所要時間を明確にし、全体の流れがスムーズで、途切れないよう詳細なタイムスケジュールを作成します。質疑応答や休憩時間も計画的に組み込み、時間厳守で進行できるような構成を意識しましょう。

 

社内への告知・案内

開催の目的、日時、場所(またはオンラインのURL)、参加方法、ドレスコードなどを、社員が確実に把握できるよう、メールや社内SNSなどを活用して複数回に分けて告知します。早期の参加意欲を高めるため、魅力的なキービジュアルなどを用意するのも効果的です。

 

参加者の出欠管理

正確な参加人数を把握することは、会場設営、備品、飲食、資料準備の過不足を防ぐ上でも重要です。出欠確認システムやフォームを活用し、期日までに確実に回収できる仕組みを設けましょう。

 

資料・スライドの準備

経営層や各部門の発表資料を期日までに収集し、デザイン、フォーマット、内容の校正を行いましょう。当日の投影環境に合わせた資料の最終調整も、バックオフィス部門の重要なタスクです。

 

当日の運営体制の構築

受付、会場案内、機材操作、時間管理、トラブル対応など、それぞれの役割を明確にした運営チームを編成します。事前にリハーサルや運営マニュアルの共有を行い、当日スムーズに進行できるよう準備を徹底しましょう。

 

遠方からの参加者の出張手配について

全国に拠点を置く企業にとって、社員総会は遠方からの社員の出張手配が大きな業務負荷となります。

 

全国から社員が集まる場合の課題

場合によっては、数百人規模の航空券、新幹線、宿泊施設の手配を、個別にまたは一括で処理しなければなりません。旅費の精算ルールも複雑になりがちで、チェックや承認業務に多くの時間が割かれてしまいます。

 

出張手配プラスで効率化できること

当社の「出張手配プラス」は、社員総会などで全社員の出張手配が必要になった際に、その複雑な手配や精算業務を効率化できるシステムです。

 

出張手配プラスの導入メリット

出張手配プラスを導入することで、次の3つのメリットが得られます。

 

導入コストゼロで利用可能
初期費用や月額固定費がかからず、すぐにお試しいただけます。

 

出張手配の一元管理
航空券やホテルなどを一括で検索・予約でき、手配もれを防げます。

 

立替・仮払い不要
会社へ一括請求されるため、社員の立替や仮払いの手間、経費精算業務が大幅に削減されます。

 

社員総会の成功を目指すバックオフィス業務においては、「出張手配プラス」のようなツールを活用することで、手配業務から解放され、より重要な企画・運営業務に集中できるようになるでしょう。

 

社員総会でよくある質問

社員総会に関するよくある質問と回答をまとめました。

 

社員総会の目的は何ですか?

主な目的は、経営方針・ビジョンの共有、業績報告を通じた成果の可視化、そして全社員のモチベーション向上と一体感の醸成です。社員総会は、単なる報告会ではなく、組織を活性化させるための戦略的な場なのです。

 

社員総会とはどういう会議ですか?

会社が全社員を対象に行う集会であり、会社の現在地と未来の方向性を共有し、社員の意識を合わせるための会議です。法的な義務はありませんが、企業の成長には欠かせないイベントです。

 

社員総会はなぜやるべきですか?

企業のビジョン浸透、エンゲージメント向上、部門間の連携促進、優秀社員の称賛を通じて、社員一人ひとりが高いモチベーションを持って業務に取り組める環境を作るために実施すべきです。結果として、組織全体の生産性向上につながります。

 

社員総会のドレスコードは?

企業文化や総会の内容(例:表彰式や懇親会の有無)によって異なります。一般的には、ビジネスカジュアルや私服が多いですが、厳格な表彰式が含まれる場合はスーツが指定されることもあります。内容に応じてドレスコードを指定し、社員向けに事前に案内しましょう。

 

まとめ

社員総会は、企業が次の成長フェーズへ進むために、全社員の意識と方向性を統一する上で、今や不可欠なイベントといえます。

特に社員総会のご担当者様は、企画・準備から当日の運営、そして遠方からの参加者の手配に至るまで、多大な労力を費やすことになります。特に、出張手配のような間接業務を「出張手配プラス」のような無料のツールで効率化することで、本来注力すべき社員総会のコンテンツ企画やエンゲージメント向上策に時間を割くことが可能になります。

社員総会の目的を深く理解し、効率的に準備を進め、組織全体の活性化につなげましょう。

 

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