海外出張の飛行機は?ビジネスクラスのメリットとデメリットを考察

会社から海外出張を命じる際、ビジネスクラスかエコノミークラスのどちらを提供すべきなのでしょうか。
この記事では、ビジネスクラスのメリットやデメリットについて説明し、トヨタの事例も交えて考えてみましょう。
目次
ビジネスクラスを利用するメリット
海外出張でビジネスクラスを利用するとエコノミークラスにはない優越感が得られるでしょう。
ただ、ビジネスクラスの魅力はそれだけではありません。そこで、会社からの出張でビジネスクラスを利用するメリットを紹介します。
チェックインや荷物の預け入れがスムーズ
空港のチェックインカウンターにはビジネスクラスの専用レーンが設けられています。
エコノミークラスの乗客は多くチェックインには時間がかかりますが、ビジネスクラス専用のレーンは空いており、スムーズなチェックインが可能です。
荷物の預け入れにかかる時間も短縮できますので、残った時間で出張先の会議の資料に目を通すなどといった仕事もできるようになるでしょう。
預け入れ荷物の無料の範囲が広い
飛行機に預け入れる荷物には大きさや制限が設けられていることがほとんどです。
例を挙げると、LCC路線の場合には預け入れ荷物が有料になるケースが多いでしょう。
また、JALの国際線の場合にはエコノミーで23kgまでが無料と制限されています。
しかし、同じJALでもビジネスクラスを選択すると32kgまでの預け入れが無料になるのです。
そのため、海外出張にたくさんの荷物が持っていけるでしょう。
また、帰りにお土産で荷物が増えても追加料金の心配ががありません。
空港のラウンジが利用できる
出張でビジネスクラスを利用すると、空港に設置されているビジネスクラスのラウンジが利用できます。
ラウンジにはソフトドリンクだけでなくお酒なども用意されていますので、仕事を忘れてゆったりとくつろげるでしょう。
軽食も用意されており、快適に過ごせるのが魅力です。
シャワールームが利用できるところもあり、乗り継ぎなどで時間がある場合には嬉しいサービスが受けられます。
飛行機に乗る前から贅沢な気分が味わえますので、会社からの出張であっても楽しみが広がるでしょう。
シートが快適
ビジネスクラスの座席はエコノミーの座席よりも快適に設計されているケースが多いのが特徴です。
利用する航空会社によってはフルフラットシートが採用されていることもあり、足をのばして休めるでしょう。
個室のような空間が確保されているケースも珍しくなく、トイレなどで席を立つときでも隣の人に迷惑をかける心配がありません。
機内サービスの充実
ビジネスクラスを選択すると、機内で視聴できる映画や音楽の幅が広がります。
また、無料で軽食や飲み物が楽しめるバーコーナーが設置されている飛行機もあり、充実した機内サービスが満喫できるでしょう。
さらに、エミレーツ高級の場合には、高級ブランドとして知られるブルガリのアメニティーキットが用意されています。
エコノミークラスでは得られない質の高いサービスが期待できますので、仕事であることを忘れてしまいそうだという意見も多いといえるでしょう。
デメリット
出張でビジネスクラスを提供すると、飛行機に乗る社員にはメリットが多いといえるでしょう。
しかし、企業側にはデメリットもたくさんあるのです。そこで、出張時のビジネスクラスのデメリットを紹介します。
エコノミーとの値段の差が大きい
ビジネスクラスとエコノミークラスでは、料金に大きな差があるのが特徴です。
ANAのフライトで、東京からホノルルを往復した場合の運賃では、ローシーズンのビジネスクラスで200,000円です。
同じ時期にエコノミークラスを利用すると75,000円となり、約3倍の差がつくといえるでしょう。
ハイシーズンにもなるとビジネスクラスでは450,000円、エコノミークラスでは150,000円ですので、その差も大きくなります。
ビジネスクラスを利用すると社員の快適さは大幅に向上しますが、企業はこれだけの出張費用がかかることを知っておく必要があるでしょう。
エコノミーであれば3回分の出張の費用がまかなえることから、大手企業においてもビジネスクラスからエコノミークラスへと規定を変更したところも珍しくありません。
エコノミーに変更した時に社員の不満が募る可能性も
商社などの大企業や外資系の企業では社員の出張にビジネスクラスを提供しているところも多いでしょう。
ビジネスクラスが当たり前の企業で働く社員の多くは、この企業で働き、ビジネスクラスが利用できることを誇りに思っています。
ビジネスクラスの快適さももちろん知っていますので、会社の方針の変更でエコノミークラスの利用となった際には不満が募り、反対にあう可能性があるでしょう。
これまでの快適であった出張に窮屈さを感じてしまうようになると、出張のパフォーマンスが下がってしまうことも考えられます。
そのため、企業は慎重に飛行機のクラスを選ぶ必要があるでしょう。
海外出張の基準を変更したトヨタ
リーマンショックによる大幅な業績悪化となったトヨタでは、これまでビジネスクラスが当たり前であった出張規定を変更し、2008年12月からの出張はエコノミークラスの利用としました。
その後、業績の回復がみられたことをきっかけに10時間以上の渡航が必要な路線に限り、ビジネスクラスの利用を再開しているのです。
しかしながら、2019年には再び出張規定が見直されることとなり、20~30代の若手社員にはビジネスクラスの利用を禁じるとしました。
中南米やアフリカなどは移動距離が長いという理由で20~30代もビジネスクラスが利用できますが、トヨタの出張に対する考え方は多くの企業に影響を与えているといえるでしょう。
トヨタの方法に賛成する企業も後を絶ちません。
出張経費の削減ならエルクトラベル
海外出張の多い外資系の企業や総合商社・自動車関連の企業では、トヨタの考えに習ってビジネスクラスの利用からエコノミーへと変更しているところが多いでしょう。
しかし、それだけでは出張経費の削減はできません。
新型コロナウイルスの影響で世界中の経済がダメージを受けているため、出張手配の方法を見直し根本的な経費削減に乗り出すことが大切です。
そこでオススメなのがエルクトラベルの出張手配でしょう。
海外出張も格安に
エルクトラベルで出張手配を行うと、海外出張時の航空券の発券手数料を抑えることが可能です。
一般的な出張手配サービスでは発券手数料が料金連動型となっているため、遠方へのフライトやビジネスクラスの利用で発券手数料が高くなりすぎることが多いでしょう。
その点、エルクトラベルは発券手数料が一律ですので、発券手数料が航空券の料金に左右されることがありません。
英語が不安でも心配なし
エルクトラベルでは、航空券の手配だけでなく海外出張でのレンタカーや海外Wi‐Fiの手配までが可能です。
英語が話せなくとも、海外とのやり取りが任せられますので、安心して出張に出かけられるでしょう。
ビジネスクラスの出張でも経費を抑えて快適に
ビジネスクラスを利用するとたくさんのいい思いができますが、会社にとっては負担が多いのが問題です。
出張経費の削減は会社経営のキーポイントともいわれていますので、しっかりと取り組むのが良いでしょう。
そこで、快適で格安な出張手配が可能なエルクトラベルの利用をおすすめします。
経費を抑えながら便利に出張ができますので、エルクトラベルを試してみてはいかがでしょうか。
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この記事を書いた人

エルクトラベル編集部
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出張手配専門旅行会社の株式会社エルク(エルクトラベル)のメディア編集部。
これまで2,300社以上の出張関連業務の効率化を支援してきた実績を活かし、出張者はもとより出張に関わる経理や総務などのバックオフィス部門にも役立つビジネス情報を発信しています。